挫創の処理と処置@郷クリ

郷クリは外科を標榜しています。鎌で指を切った、頭をぶつけて額が割れた、犬に噛まれた、重たい石で指を挟んだ、向う脛をぶつけたなどなどのケガの治療も行っています。

以下、日本救急医学会のホームページからの引用です。http://www.jaam.jp/html/dictionary/dictionary/word/0906.htm

一般的に「創」とは開放性損傷を意味し,「傷」とは非開放性損傷を意味するが広義には全ての損傷を意味する。創傷には様々な種類があるが,皮膚損傷の有無に基づく開放性損傷および非開放性損傷,あるいは,創傷の形態に基づく切創,割創,刺創,挫創,裂創,杙創,剥皮創などの分類がよく用いられる。

創と傷の違いを分かりやすく言えば縫う必要があるのが創、縫わなくても良いのが傷になります。

最近は縫合(縫う)代わりにホッチキスで留めたりテームで固定したりすることもありますが、きっちり・見た目良く・通院を最低限にするためにはきれいに縫合するのが良いと思います。

処理と処置はどう違うのか?

Q1 創傷処理とは、どのような場合に算定するのか。

医療保険上の説明は次のとおりです。切・刺・割創または挫創に対して切除、結紮または縫合を行う場合の第1回治療を処理という。第2診以後の創に対する処置が「処置」になる。

分かりやすく言えば創の縫合が処理、処理した創に対し通院して行なう消毒やドレッシングが処置になります。昔は創の処理を行った後、およそ1週間で抜歯するまで毎日毎日病院に通い消毒とドレッシングを繰り返し行いったものです。が、それは昔の方法で今は全く違います。

ここまでが基礎知識になります。次に郷クリでの創処理と抜糸あるいは治療を終えるまでの方針と診療の説明をします。

方針は、初回の創処理を十二分に行い抜糸までの通院は最低限に留め、自宅での創処置(通院する代わりに)を指導し実践してもらうこと。

初回の創処理のポイントは、創の十分な評価、破傷風の予防、抗生剤の1回投与による創感染の予防、異物・死腔を残さない創処理と皮膚縫合にあります。

ドレッシングはウエット・閉塞性ドレッシングを基本とし、開放後は創の清浄化(石鹸で洗う)を励行してもらいます。

傷は乾かして治す、という方針はいまでは古いだけでなく患者さんに負担をかけるということで今は行いません。

閉塞性ドレッシングは湿潤環境での創傷治癒を促しますが、詳細は以下を参照してください。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B9%BF%E6%BD%A4%E7%99%82%E6%B3%95

郷クリの外科処置の方針は、最初にきちんと治す+最新の総処置=最短で治る・きれいに治る・楽に治る、になります。

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