専門は近代五種競技

わたしの医師としての専門領域(標榜科と診療の守備範囲)をオリンピックの競技種目に例えると、「近代五種競技」になると思います。
以下、わたしの診療領域についてオリンピックの競技種目を例に説明したいと思います。

オリンピックの競技種目としてパッと頭に浮かぶのは、
陸上競技:100m、400m、800m、マラソン
水泳競技:100m自由形、400m個人メドレー
さらに柔道、レスリングなどの種目、単一種目だと思います。
「あなたは何の選手ですか?」と質問されれば選手は、「わたしは陸上の100mの選手です」「水泳の自由形の選手です」などと返事をするでしょう。

同じように病院やクリニックの専門診療科といえば、循環器内科、呼吸器内科、消化器内科、心臓血管外科、消化器外科、脳外科、神経内科、整形外科、眼科、耳鼻科などなどが頭に浮かびます。専門診療科の守備範囲はその名称が示すように循環器の内科、呼吸器の内科、消化器の内科、心臓や大血管の外科、消化器の外科といった具合に1(診療科の名称):1(診療の守備範囲)に対応します。
「あなたの専門は何ですか?」と質問された医師は、「わたしの専門は泌尿器科です」「整形外科の医師です」などと答えるでしょう。

オリンピックには近代五種競技という一人で射撃、フェンシング、水泳、馬術、ランニングの5つの競技をこなし順位を決める複合競技があります。
近代五種競技の歴史をWikipediaから引用します。

19世紀ナポレオン時代のフランスで、敵陣を突っ切って自軍まで戦果を報告することを命令されたフランスの騎兵将校が、馬で敵陣に乗り込み(馬術)、途中の敵をで討ち倒し(射撃・フェンシング)、川を泳いで渡り(水泳)、丘を越えて走りぬけた(ランニング / クロスカントリー)、という故事を元に、近代オリンピックの創立者であるクーベルタン男爵古代ギリシアで行われていた古代五種レスリング円盤投やり投走幅跳短距離走)になぞらえた近代五種として競技化を提案したのが始まりと言われる。1912年の第5回ストックホルムオリンピックにおいて種目に採用された。
https://ja.wikipedia.org/wiki/近代五種競技

近代五種競技という複合競技の特徴は、5つの競技のそれぞれに標準以上の結果をださなければならないこと、そして金メダルを取るためには強みを出せる競技種目を持っていることでしょう。
近代五種競技の5つの種目は何ですか、と質問されて5つの種目を言い当てられる人は多くはないのではないでしょうか?

わたしの医師としての診療領域はオリンピックの競技種目に例えれば近代五種競技だと思いますが5つの診療範囲は、総合的な内科診療、総合的な外科診療、救急診療、多様な問題を抱える高齢者の診療と往診・在宅診療になります。

「あなたの専門は何ですか?」と質問されたら、「わたしの専門は三条市の下田地域に必要とされる複合的な診療です。あえて得意な診療と言われれば総合的な救急診療でしょうか」と答えたいと思います。

以上、わたしの医師としての専門領域についての説明でした。

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