郷クリ、訪問看護ステーションの設計方針

 2021年1月2日、A訪問看護ステーションの大規模化に向けた経営戦略、という論文を読みながら郷クリを法人化し開設する訪問看護ステーションの設計方針を考えました。

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設計に含めるキーコンセプト

 論文を読みながら組織設計に取り入れる必要があるコンセプトや更にリサーチが必要な項目を拾いました。それらを論文に出てくる順に列記します。
 

  • 家族に迷惑を掛ける、急変などのときの対応に不安がある
  • 管理者、経営能力、大規模化
  • 24時間、365日の電話相談や非突っ幼児の緊急訪問看護
  • リハビリテーション
  • 機能強化型訪問看護療養費
  • 地域への活動
  • エリア、人口、高齢化率
  • 医療法人、事業理念、地域の中の価値
  • 介護支援専門員を対象とした医療知識の講習や相談にのる機会
  • 利用者だけでなくケアマネージャーのニーズに答える
  • 看護スタッフの確保と育成、オンコール体制、バックアップ、予測とリハーサル
  • オンコール登板の頻度は週1回
  • 成長の支援と教育
  • 1日4件、月80件、チーム制、サテライト

キュレーション

 キーコンセプトから訪問看護ステーションの設計に盛り込む機能として、地域住民等に対する情報提供や相談、人材育成のための研修を実施する、が挙げられます。
 看護師の採用が最も重要かつ困難なので最低でも次のような戦略が必要になると考えています。

立ち上げ・短期的な戦略

  • 記録・臨床記録・書類作成の効率化
  • ICT導入
  • 通信端末の携帯
  • 情報入力の支援、書類作成、通信などをサポートする人材確保
  • 教育ラダーやポートフォリオ策定
  • 外来診療の経験と外来診療・訪問看護のシームレスなサポート

中期的な戦略

  • 訪問看護、リハビリの質の確保と改善・・・差別化
  • フタッフのキャリアアップ支援、教育プログラム導入
  • 利益を人材確保と定着、暮らしの保健室の開設などに投資

長期的な戦略

  • 相談センター開設、人的コミュニティ構築
  • 在宅医療介護相談センター開設、日常的な交流と相談、看護師が窓口になる

訪問看護ステーションのデザイン(設計)スケジュール

 上記の学びを元に以下のデザインスケジュールを考えています。

1月

 サービス提供地区のリサーチ、ニーズとウォンツ推定と経営のシミュレーション、事業計画書の基礎資料とする。

2月

 運営、経営のタスクフォースでシミュレーション、基本計画策定

3月

 ホームページ開設、コンテンツ作成

4月

 ハードウエア選定

5月

 法人化申請、人材募集開始、第1回住民説明会実施

 ざっとこのように考えています。

 開設時期は順調に行けば8月1日(7月1日のクリニック開業に合わせたいところですが・・・)、遅くとも9月1日あたりと考えています。

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