三条しただ郷クリニック院長の池上敬一です。
この度、ご縁をいただき、また三条市の支援により三条市荻堀の三条市下田保健センター内に三条しただ郷クリニックを開院することになりました。
昭和56年(1981年)に宮崎医科大学(現宮崎大学医学部)を卒業し、総合的な救急医療・外科の領域でトレーニングを受け、救急医として専門性を高めてきました。過去3年間は在宅医療、総合診療を行ってきました。
私の世代の医師は、暗黙のうちに無医地区で働くことを想定して医師としての人生を歩んできたと思います。私たちが学生の頃は無医村、離島での医療、医師派遣が社会的な問題となり、僻地医療を担当する医師養成が社会的な課題であったからです。
私の世代の医師は自分自身が年齢を重ねただけでなく、高齢になった両親の世話をするという高齢化社会における医療・ケアのあり方という課題を共有しています。
今回、クリニックを開院する上でクリニックの職員、地域包括ケアを担当している方々、連携する医療・ケア施設等の関係については次のように考えています。
1 職員、医療者、ケア提供者はまず自分自身が元気でハッピィであること
2 職員、医療者、ケア提供者は自分と他者のゴールを達成するために協働すること
3 1と2が前提となり下田地域の皆さまが必要とする医療・ケアを提供することができる
三条しただ郷クリニックの院長として1と2が達成できる環境を整備し、クリニックのミッション(次の項をご覧ください)を達成したいと考えています。